昭和64年の1円・5円・10円・500円は超レアコインではない

昭和64年の1円・5円・10円・500円は超レアコインではない

昭和64年は7日しかなかった。製造枚数は少ないのか?

昭和64年の1円・5円・10円・500円は超レアコインなのか?

昭和64年は、1月1日から1月7日までの7日間しかない。

年末年始の休みがあり、硬貨製造がほとんどできなかっただろうと、勝手に思い込んでいる人が多いから、超レアコインだなどという話がでてくるのであろう。

通貨は、その信頼の維持を目的として、造幣局が製造した貨幣の量目を試験する「製造貨幣大試験」というものが行われる。
当然だが、その前に翌年銘の貨幣の製造準備はされていて、試験終了後から本格製造に取り掛かる。

ちなみに令和元年の製造貨幣大試験は10月21日に実施されている。

昭和64年の1円・5円・10円・500円の発行枚数

1円の発行枚数
116,100,000枚

5円の発行枚数
67,332,000枚

10円の発行枚数
74,692,000枚

500円の発行枚数
16,042,000枚

昭和64年の1円・5円・10円・500円のレアコイン指数(銀行ロール指数)

最新のレアコイン指数(銀行ロール指数)は、
レアコイン指数(銀行ロール指数)
1円玉
5円玉
10円玉
500円玉
※注意
昭和64年には、50円と100円は製造されませんでした。
50円玉の発行枚数一覧(種類別)
100円玉の発行枚数一覧(種類別)
昭和64年の「50円を売ります」「100円を売ります」という人がいたら、それは明らかに偽造硬貨なので、即、警察に連絡してください。

昭和64年のレアコイン指数(銀行ロール指数)をランキングで確認

昭和64年までのレアコイン指数(銀行ロール指数)を確認

昭和64年以前の発行分でレアコイン指数(銀行ロール指数)が3以上のレアコインは、次の通り。
1円玉アルミニウム貨幣
昭和30年(1955年) 3
昭和33年(1958年) 3
昭和34年(1959年) 5
昭和35年(1960年) 3
昭和36年(1961年) 3
昭和42年(1967年) 5
昭和44年(1969年) 5
昭和61年(1986年) 3
昭和64年(1989年) 8
1円玉のレアコインランキング
昭和64年当時ではレアコインランキング1位でした。

5円玉黄銅貨幣(ゴシック体)
昭和34年(1959年) 9
昭和35年(1960年) 9
昭和36年(1961年) 5
昭和37年(1962年) 3
昭和42年(1967年) 12
昭和43年(1968年) 3
昭和56年(1981年) 4
昭和61年(1986年) 3
昭和64年(1989年) 5
5円玉のレアコインランキング
昭和64年当時ではレアコインランキング5位でした。

10円玉青銅貨幣(ギザ無)
昭和34年(1959年) 11
昭和35年(1960年) 3
昭和36年(1961年) 3
昭和37年(1962年) 3
昭和42年(1967年) 5
昭和61年(1986年) 10
昭和62年(1987年) 5
昭和64年(1989年) 9
10円玉のレアコインランキング
昭和64年当時ではレアコインランキング3位でした。

500円白銅貨幣
昭和62年(1987年) 21
昭和64年(1989年) 4
500円玉のレアコインランキング
昭和64年当時ではレアコインランキング2位でした。

昭和64年の1円・5円・10円・500円のまとめ

昭和64年の発行時、1円はランキング1位、5円はランキング5位、10円はランキングは3位、500円はランキングは2位。
1円以外は「超レアコイン」だったといえない状況です。

【昭和64年の貨幣セットについて】
昭和64年の50円・100円は発行されておりません。

昭和64年の貨幣セットは、造幣局で公式に発売したものはありません。
民間の業者が銀行ロールを分解したりして、集めた1円・5円・10円・500円をそれっぽいケースにいれて販売しているものです。
【発行枚数】
1円玉の発行枚数一覧(種類別)
5円玉の発行枚数一覧(種類別)
10円玉の発行枚数一覧(種類別)
50円玉の発行枚数一覧(種類別)
100円玉の発行枚数一覧(種類別)
500円玉の発行枚数一覧(種類別)

【レアコイン一覧(種類別)】
1円玉のレアコイン一覧
5円玉のレアコイン一覧
10円玉のレアコイン一覧
50円玉のレアコイン一覧
100円玉のレアコイン一覧
500円玉のレアコイン一覧